デンタルインプラントについて

デンタル・インプラント・イメージ

インプラントの歴史(1)

案外古いその起源

デンタルインプラントの起源って、いつぐらいだと思われますか?
なんとインカ帝国時代のミイラにエメラルド製の人工歯根が発見されているらしいです。インカ帝国というと13世紀~16世紀ですよ。凄いです。他にもエジプトや中国で、象牙製のインプラントが使われている人骨がみつかったりしているようです。凄いなー、と思いつつ、考えてみれば、何かが無くなったら良くにたものでそこを埋めようとするのは案外自然な行為かもしれないとも思います。

でも、残念ながら(?)その後インプラント技術の進歩はしばらくお休みになってしまうのですよ。というのは、「入れ歯」という当時の技術レベルでは現実的な対処方法をみつけてしまったからです。入れ歯の材質は獣の牙や骨、とりわけ象牙ですね。そういうものが中心だったようですが、人さまの歯も売買の対象になったようです。貧困ゆえに歯を売るようなこともあったようで、売買だけじゃなく、強奪の対象にもなったかもしれませんね。

デンタルインプラントの試みが再開されたのは19世紀頃。まだオッセオインテグレーションにたどり着いていない人類は、様々な材質を試しましたが、なかなか決定打がでない状態がつづいたようです。決定打にはならなかったけど、「バントヒット」ぐらいなったのはコバルトクロム合金。整形外科で用いられていたのを応用したそうです。
20世紀半ばにはデンタルインプラント治療がかなり臨床で用いられるようになりましたが、当初は顎骨と粘膜の間にこのコバルトクロムのフレームを差し込む形の「骨膜下インプラント」という方法でした。
オッセオインテグレーションの発見まであと少しの頃です。