
しかし本当に凄い技術です。ちょっと考えてみても下さい。
生物が進化して様々な形態を獲得するに至る年月ってのは何億年のオーダーでしょ。それぞれ生まれたときに自らの種がもっている限界ってものがある。何回でも歯が生えてくるモデルになっているワニみたいな生き物ならともかく、人間が何度でも歯が生える種に進化するとして、それに至る年月ときたひにゃ本当に気が遠くなるような年月のはずです。
でも人類は進化ではなく科学技術の力でそれを可能にしてしまいます。それも不格好な様々なリスクと引き換えに手に入れる間に合わせのものではなく、かなり本格的な立派な組織をほぼ完全に再生してしまうわけです。いえ、リスクがないといっているわけでも、完全に本物と同じ力を持っているといっているわけでもないですよ。それぐらいに凄い技術だということ。私は進化にかかる年月を曲がりなりにもショートカットしてしまう人類の力にロマンを感じます。
それにいまは「曲がりなり」かもしれませんが、近年のデンタルインプラントの急速な進歩を思えば、近い将来、デンタルインプラント義歯のほうが高性能だというような事態だってないとは言い切れないきがします。
でもなー、再生医学なんてのも進んでいるからなー。他の細胞から歯を培養して、完全にもとの天然歯を再生するようなこともそのうちやっちゃうのだろうな。それはそれでロマンだけど、オッセオインテグレーションや「ネジ穴」のようなSFチックな憧れの対象とはちょっと違うなー。